沖縄旅行で日焼けをしたくなかったら正しい対策を!

沖縄旅行で日焼けをしたくなかったら正しい対策を!

一年を通して国内外からの観光客で賑わう、沖縄。温暖な気候に恵まれた沖縄は、冬でも暖かく過ごしやすいのが特徴です。しかしその一方で、沖縄は年中紫外線が強く、沖縄へ旅行する際には夏以外の季節でも紫外線対策が欠かせません。

この記事では、沖縄での正しい日焼け対策や、もし日焼けをしてしまった場合のアフターケアについてご紹介いたします。

沖縄では1年中紫外線対策が必要

本土と比べて暖かく、観光地として大人気の沖縄ですが、同時に紫外線が強いのも特徴です。沖縄の夏場の日差しの強さは言うまでもなく、春や秋といった比較的涼しい季節にも、多くの紫外線が降り注いでいます。冬は日焼け対策を油断しやすいですが、依然として紫外線が多いため、沖縄では一年中日焼けしないよう注意が必要なのです。

紫外線を浴びることのメリット・デメリット


紫外線を浴びることには、さまざまなメリット・デメリットがあります。紫外線の良い面、注意すべき面をそれぞれおさらいしてみましょう。

紫外線を浴びることの2つのメリット

紫外線を浴びることには2つのメリットがあります。

1. ストレス発散に役立つ

適量の紫外線を定期的に浴びることは、ストレス発散に大いに役立ちます。適度に日光を浴びることにより自律神経のバランスを保つことができるのです。
実際に日光浴には幸福感を感じ、精神を安定させる脳内物質「セロトニン」の分泌を促進する効果があると言われています。[注1]
また、強い光を当てる「高照度光療法」を1日2時間以上、1週間継続したところ、軽症のうつ患者の67%に症状の改善が見られたというデータもあります。[注2]

2. ビタミンDの生成・骨の健康維持に役立つ

紫外線を浴びることにより、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨の健康維持に役立ちます。
とある研究では、骨密度の高さとカルシウムやビタミンDの摂取量と相関傾向を示したという結果も出ています。[注3]

紫外線を浴びることの3つのデメリット

一方、紫外線を浴びることには以下のようなデメリットもあります。

1. 免疫細胞の数が減少し免疫力が低下する恐れがある

免疫をつかさどる細胞は、紫外線の影響を受けやすいため、長時間強い紫外線にさらされると、その数が減少してしまいます。特に乳幼児ではDNA損傷により免疫力が低下することも分かっています。[注4]

2. 目に悪影響を及ぼし白内障のリスクが上がる

目の中には水晶体という部分があり、これは物を見るレンズの役割を果たしています。しかし同時に水晶体は、紫外線を吸収してしまう特徴もあるのです。紫外線を浴びすぎると、白内障などのリスクが増加すると言われています。[注5]

3. シミ・くすみ・シワなどの「光老化」の原因になる

紫外線で気を付けるべきポイントに、シミ、くすみ、シワといった「光老化」があります。[注5]紫外線がメラニンの生成を促し、コラーゲンなどにダメージを与えることで、シミやくすみ、乾燥によるシワができてしまうのです。

正しい日焼け対策方法3選


次に、正しい日焼け対策について見てみましょう。日焼け対策には、日焼け止め、サングラス、日傘の使用などが効果的です。

1. 状況に合った日焼け止めをこまめにつける

日焼け止めの正しい選び方

紫外線には、UV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)の二種類があり、日焼け止めにはそれぞれに対応する成分が含まれています。状況に応じて適切な日焼け止めを選びましょう。

*SPF:日焼け止めのUV-B(紫外線B波)に対する防御力の高さを示す値
通勤やちょっとした買い物といった一時間以内の外出にはSPF35程度、一時間以上の屋外スポーツやレジャーにはSPF50以上のものが適切です。

*PA:UV-A(紫外線A波)に対する防御力の高さを示す値
+~++++の四段階があり、+が多くなるほど強いものになります。UV-A波は季節を問わず安定的に降り注いでいることにも注意が必要です。

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めを正しく塗るためには、以下の5つのポイントに気をつけましょう。

*1. 日焼け止めはよく振ってから使う
*2. 1円硬貨大をとり、顔の5カ所 (両ほほ・額・鼻・あご)にそれぞれ置き、均等にのばす
*3. 顔全体に均等に塗った後、もう一度重ねづけする
*4. 10円硬貨大をとり、首に軽く広げてなじませてから、下から上に向かってもう一度なじませる
*5. 腕や脚は大きく円を描くように優しく塗る

全体的なポイントとしては、適量の日焼け止めを使い、均一になるよう塗ることです。また、汗をかいたり、タオルで拭いたり、水に濡れた後は塗りなおすようにします。効果を持続させるためには、2~3時間おきにつけ直しましょう。

2. サングラスをかけて目から入る紫外線を防ぐ

紫外線は肌からだけでなく、目からも吸収され、体内に蓄積されてしまいます。そのため、目からの紫外線吸収をブロックするには、サングラスの使用が効果的です。

サングラスを購入する際には、きちんとUVカットが施されたものを選ぶようにしましょう。UVカットの施されていない色付きレンズの場合は、かえって目にダメージを与えることもあるため、要注意です。

3. 日傘を差して全身を紫外線から守る

強い紫外線から全身を守るには、日傘が最も適しています。特に黒など濃い色の日傘の方が、紫外線防止効果に優れています。日傘が水や雨などに濡れた場合はしっかり乾燥させ、暗い場所で保管しましょう。2~3年程で紫外線防止効果は薄れてきますので、UVカットスプレーを定期的に使用するか、買い替えるようにします。

もし日焼けをしてしまったら、正しいアフターケアを!

しっかり紫外線対策をしていても、強い日差しの下では日焼けしてしまうこともあります。そんなときは、正しいアフターケアを行うことで、肌の再生を助けることができます。

とにかくクールダウン!

日焼けしてしまったときは、まずクールダウンすることが大切です。鎮静作用のあるパックなどを冷蔵庫で冷やしてから肌にのせたり、アイスパックや氷で肌の炎症を鎮めましょう。

炎症がおさまったら化粧水で保湿する

肌の炎症を落ち着かせたあとに、化粧水でしっかり保湿します。紫外線により、肌は非常にダメージを受け、乾燥しています。化粧水はたっぷり使い、何度か重ね付けして肌に水分を浸透させましょう。冷蔵庫などで化粧水を冷やして使用するのもおすすめです。

炎症がおさまらないうちに無理なスキンケアはしない

最も大切なことは、炎症がおさまらないうちに無理なスキンケアをしないということです。肌の赤味やヒリヒリが強い場合は、とにかく冷やして炎症を抑えるのが先決です。痛みがあるうちは無理に美容液やクリームをつけず、化粧水も敏感肌用のものを使用すると良いでしょう。

しっかり日焼け対策をして、楽しい沖縄旅行を

せっかくの楽しい沖縄旅行、日焼けのダメージに悩まされずに精いっぱい楽しみたいものです。日焼け止め、サングラス、日傘などを正しくつかい、紫外線によるデメリットを避けるようにしましょう。また、万が一日焼けしてしまったときも慌てず、正しいアフターケア・スキンケアを心がけてください。正しい日焼け対策をして、沖縄の太陽を楽しんでください。

 

 

[注1]徳島大学大学機関リポジトリ:うつ病と栄養(DLページ)
https://repo.lib.tokushima-u.ac.jp/ja/97911

[注2]滋賀医科大学附属病院:光と気分
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1980/86/6/86_6_378/_pdf/-char/ja

[注3]名古屋女子大学:食事摂取量及び活動強度が骨密度に及ぼす影響
https://nagoya-wu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1661&item_no=1&page_id=13&block_id=17

[注4]日本大学:稲毛海岸における乳幼児の紫外線被曝と防御に関する報告
http://jaczs.com/03-journal/ronbun/koukai/2007_report_2.pdf

[注5]環境省:紫外線環境保険マニュアル2015
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf

沖縄旅行に関するおすすめ情報カテゴリの最新記事