自分のお葬式で家族が揉めないためにできること

お葬式とは、人生の最後の行事です。自分自身で見ることも感じることもできないですが、できれば穏やかにお別れしたいもの。年齢を重ねると子供たち・孫たちや更にはひ孫たちの代までいたりしてお別れしてくれる数は増えます。それだけの人間がいればそれぞれに考え方は異なるもの。できればそんな家族たちが揉めることがないように、亡くなる前にできることをやっておきましょう。自分の葬儀をめぐってかわいい子供たちの間で争いが起こると思うと、死ぬに死ねなくなってしまいます。大金持ちならともかく、弁護士立会いの下、遺言書を書くまでの大げさなことは必要ありません。そんなときにおすすめなのがエンディングノートです。これが残された遺族に対しての故人の最期の言葉となるのです。

今や葬儀の形式もさまざまあります

亡くなったら親戚や近所の人を呼んでお葬式をする、というのが昔は当然でした。他の方が亡くなった際のお手伝いをする代わりに、自身のときにも葬儀の際の食事を含めご近所総出で行なっていたのです。ただ、最近は、葬儀は家ではなく葬儀場で行ないます。人との付き合いが薄れ、ご近所の人や親戚を呼ばずにする家族葬も出てきました。宗教離れも進み、僧侶も呼ばない葬式もあります。とはいえ、昔ながらの方式で盛大に見送って欲しいという人もおり、できるだけ安く終わらせたいと考える人もいます。葬儀の形式が増えた分、どの形式が良いかでもめる内容が増えたのです。もちろん、お金があまりないのに盛大な葬儀は難しいですが、できれば故人の意見を通したいもの。事前に考えを伝えておけばもめる材料がなくなるのです。

エンディングノートを書くようにしましょう

ただ、口頭で伝えておいても覚えておいてもらえるか確かではありませんし、それを聞いていなかった人から「本当にそう言ったのか」と疑われてもまた揉め事の種となります。できれば文書の形で残すようにしましょう。そのためにおすすめなのがエンディングノートです。遺言書と違って法的な拘束力は発生しません。そのため自分が思っていることを思っているとおりに書くことができるのです。葬儀のやり方についての思いだけでなく、財産をどう配分して欲しいのか・意思表示ができない状態で介護や延命治療が必要となった際にどうして欲しいのか・亡くなった場合に誰に伝えて欲しいのか・通帳など大切な書類の置き場所など、残された遺族が困らないよう、伝えられることはすべて書いておくとよいでしょう。